11年目からの10年間 | |||
ひとこと |
* | 緊急パッチ:プログラムソースリストの修正を待たずに機械語の実行プログラムに直接修正を加える処置。 パッチがあまり膨大になるとパッチエリア(パッチを溜めるところ)が不足し対応できなくなるので、緊急のみを対処します。 |
* | ダンプコマンド:交換機内のメモリ内容をプリンタへ出力するコマンド。コマンドはメモリの番地と出力語数を指定する。 |
・ | 汎用ダンプ機能:メモリの番地を指定しなくてもデータ名だけでプリンタに出力する機能。 |
・ | TMセーブダンプ機能:ソフトバグ等により、異常時のテンポラリメモリの保存情報(TMセーブ)の必要部分を抽出してプリンタ出力する機能。(故障解析が楽にできる) |
* | D20:中小局用電子交換機。通常の電子交換機をD10形と呼んでいた。 |
* | フェッチトラップ機能:指定した番地のプログラムを取り出す時に、トラップ(割り込み)が発生する機能。この機能を利用すると指定した番地を実行したときに必要なデータを収集することができるため、難しいバグでも簡単に原因究明できる。 |
問題提起として
* | CCオーバロード:中央制御装置が過負荷状態 |
** | 全ての発信を規制する処理。自動による規制の解除は行われなくなるため、被害が拡大する。 |
* | 加入者の規制を「加入者ロックアウト」と言いますが、これはリレーという電磁気によるスイッチで規制をします。 これに対してソフトウェアによる規制を「加入者ロックアウト2」と呼びます。(自分が付けた名前) |
昭和53年度から問題処理を担当
技術支援では
出張では
懐かしく思い出されるのは
* | 接続完了率:「入ってきた呼数」に対する「出て行く呼数」の比率です。(市外交換機は交換機間を中継するのみ) |
・ | 接続の途中でエラー(小さな故障)に遭遇すると、その分出て行く個数が減ってしまいます。 |
・ | エラーに遭遇した接続は、先方がお話中でなくても「お話中」として終了させてしまうため、お客様に迷惑をかけることになります。 |
・ | 私たち交換機の保守者は接続途中のエラーを極力減らすよう、日々努力しています。 |
練馬電話局で起きた大規模故障
志村電話局で起きた異常故障
ひとこと |